10月2日、パパもマタニティ。(妊娠27週0日)

 仕事の帰りにスーパーへ寄った。晩ごはん、なににしようかな。ヘルシーな湯どうふにしようかな。きのこと野菜でかさ増しすれば、たくさんたべてもいいよね。えのき、しいたけ、ぶなしめじ、まいたけ。きのこもいろいろあるけれどどれにしようかな。いくつかを組み合わせたらおいしそう。ふと横を見ると、スープの素がならんでいる。へえ、きのこ鍋の素があるんだ。いいなあ。これにしよう。まんまとスーパーの戦略にはまっている。でも、これでいいのだ。たべたいと感じたものをたべるのだ。帰ったらすぐ鍋の準備をしよう。

 だんなも早く帰ってきた。わたしよりも先に帰って家にいた。めったにないことだ。入れていた予定がキャンセルになったという。ラッキー。いっしょに鍋をつつきますか。だんなはビール、わたしは麦茶で乾杯だ。ところが、15分も経たないうちに、だんながごちそうさまをした。まだ、鍋はたっぷりあるのに。まんぷくだからいいという。からだの調子がわるいのかな。リビングのソファーでくつろいでいる様子をみておどろいた。おなかがぽっこり出ているではないか。妊娠3か月といったところだ。いつのまに太ったんだろう。

「おなか大きくなったね」
「体重はかわらないんだけどね」
「このごろずっとヨガを休んでいたもんね。また、行ったほうがいいね」
「行く気がなくなっちゃって」
「週末、いっしょに行こうか」
「えっ、じゃあ妊娠検診はどうするの」
「いずれは日赤医療センターに行くわけだし。早めにスイッチしてもいいかなあって。大崎の先生にはつぎに会ったとき話そうと思っているよ」

わたしが妊娠して、だんなもかわった。週末はできるだけ家にいてつきあってくれている。知らず知らずのうちにストレスがたまってきているのだろう。いまならいっしょに運動をはじめられる。妊娠生活のリズムをきりかえるチャンスがきているのかもしれない。思いたったら、迷わないではじめてみよう。