10月27日、自分を見なおす。(妊娠30週4日)

 18時半から、人材育成プログラムに参加した。18時から打合せが入ったので30分あまり遅刻してしまったけれど、いまなら追いつけそうだ。ディスカッションに加わった。ディスカッションのひとつめのテーマは、自分の可能性に目を向けよう、だ。タイトルをきくだけでも、前向きになれるなあ。と気楽にかまえていたけれど、反省しまくりだった。25歳の女性起業家の体験談をもとに、彼女のどんな特性が夢をかなえるちからになったのかを書きだしていく。書きだした特性と自分との相違点をあげていく。自分のほうが優位な点はなにか。彼女のほうが優位な点はなにか。自分の優位なところが見つからない。それでも考えて、考えて、書きだす。さらに、彼女の行動から気づいたことをあげて、ひとつひとつたしかめていく。これらの作業をとおして、いまの自分に不足しているものをあらためて認識した。行動力。やりたいことをやりぬくちからだったり、まわりの人を巻きこむちからだったり。それは特別なちからではない。だれもがそなえているちからだ。それを活かすか活かさないかは、自分次第。いまからでも遅くはない。ちからを活かすチャンスをもらった気もちになる。

 ふたつめのテーマは、自分のロールモデルを説明する、だ。40代のいま、ロールモデルを見つめなおすとは。背すじがぴんとのびる。わたしの行動や考え方の模範や目標になる人物はだれだろう。ぱっと出てこない。いままでにたくさんの人とかわしてきた会話を思いだしてみる。そのなかにきっと、ヒントがあるはずだ。しばらく考えて、尊敬するコピーライターとミュージシャン、指揮者の名前をあげた。こんどはそばにいる人とペアを組んで、相手のロールモデルを共有していく。わたしのパートナーになった方のロールモデルは、お父さん、お世話になった上司、義理のお母さん。日常の身近なところにいる。こういうところにもその人らしさがあらわれるのかもしれない。複数のロールモデルをあげていても自分のなかに一貫したなにかを感じる。自分軸、とでもいうものだろうか。ワークショップのさいごに、パートナーのロールモデルを書きとめて整理したシートをおたがいに交換した。わたしのロールモデルから読みとれる人となりが、まとめてあった。自然体で自分の哲学を共有してよりよい成果につなげることに魅力を感じる人、か。クリアに自分が見えてくる。