10月4日、マタニティヨガ。(妊娠27週2日)

 ゆっくり風呂に入って、身じたくをして、ヨガのスタジオへ向かった。マタニティヨガのオリエンテーションだ。きょうは、説明をきくだけ。あしたからレッスンに参加できる。だんなも、ひさしぶりにレッスンを入れている。もう何週間休んでいたんだっけ、とだんなが不安そうにいう。けっ、とそうすけがけりを入れてきた。はげましているのかな。そういえば、ドライヤーで髪をかわかしているときにも、そうすけはよく動いている。風を感じているのだろうか。正確にいえば、風を感じているわたしを感じているのだろうか。おなかのなかで気もちよくすごしてくれると、うれしいなあ。きっと子宮筋腫だらけのぼこぼこの部屋だけど、ロッククライミングをたのしむようにたのしんでくれますように。いいものをたべて、できるだけ環境をととのえておこうと思う。

 15時に先生と約束していたのだが、15分経ってもあらわれない。なにかあったんですかねー、と受付のおねえさんが先生の携帯電話に連絡をとってくれた。先生から、わたしに電話をかわってもらえますか、とのこと。おねえさんから受話器を受けとると大きな声がきこえてきた。外にいるのかな。
「みっちゃん、おめでとうございます」
「あははは、どうも、ありがとうございます」
「ちびの運動会に出ていたんだけど予定がくるっちゃって。いま終わったところなのよー。どうしよう」
「それは、たいへんでしたね。あしたもだいじょうぶですよ。午後レッスンを入れるつもりだったんで」
「オリエンテーションのあとですぐレッスンできるようにするから」
「へぇ、そんな手があったとは」
「うん、話すだけだから。あしたの予約入れといて」
「らじゃーです」
といいながらも、先生はあした話す内容をぜんぶ電話で教えてくれた。いつものポーズのなかに、いくつかお休みをするものがあること。たとえば、うつぶせになったり、おなかを刺激するポーズはお休みする。足をどっしり開いて、落ちついておこなうこと。具合がわるいと感じたらすぐに休むこと。汗をかこうとがんばらないでリラックスすること。気もちよくからだを動かそう。