11月29日、カキ三昧。(妊娠35週2日)

 きょうは、だんなといっしょに、からだのメンテナンス。ヨガで循環をよくして、鍼灸マッサージで疲れをほぐして、ゆっくりランチをたべる。すばらしい1日になりそうだ。どんなおいしいものをたべようか、と朝からワクワクしながら話しあう。おいしいものには目がないふたりだ。そういえば先週からずっとたべたかったものがある。カキフライ。サクサクジューシーな、おいしいカキフライがたべたい。この数日間からだがずっとほしがっているのを感じる。だんなも調べてくれた。鍼灸マッサージから歩いて数分のところにカキのおいしそうな店が見つかったので、そこに行こうと話す。はりきってヨガに向かった。

 カキは栄養たっぷり、海のミルクとよばれている。亜鉛、鉄分、銅、カルシウム、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、グリコーゲン、ビタミンB12やタウリンなどを多く含んでいる。妊娠中や授乳中には、カキをしっかりたべたほうがいい。とくに亜鉛や鉄分は、赤ちゃんの成長には欠かせない。たとえば亜鉛が不足すると、赤ちゃんが十分に成長できないばかりか肥満の原因にもなってしまうという。また鉄分は、妊婦さんだけでなく授乳中のお母さんにとっても重要な栄養素。母乳は血液からできているが、その血液のもとになるのが鉄分だからだ。そのうえカキには、疲労回復にいいといわれるタウリンも含まれている。なにかと体力をつかうお母さんにはもってこいの食材なのだ。書けば書くほど、万能食材なのがよくわかる。広告みたいになってしまった。カキはたべるとあたりやすいので、そこは気をつけたほうがいい。生ガキは避けて、加熱をしたものをたべたほうがいい。85℃以上の火をとおしておけば、だいじょうぶだそうだ。

 そんなこんなで、きょうのランチはカキ三昧。写真を見てたべたかったカキフライ以外にも、焼きガキにカキときのこのゴルゴンゾーラグラタンを注文。からだがほしがっていたぶん、身ぶるいするほどおいしい。さらに調子にのって、はまぐりの酒蒸し、桜えびのかき揚げ、おっと野菜が不足しているよね、とキャベツの塩ごま油サラダにじゃがいものぽたぽた焼きもオーダーした。たくさんたのみすぎてしまった。おなかがいっぱいになってくると、おたがいにゆずりあいの精神を発揮しはじめる、ずるがしこいふたりなのだった。