12月10日、保育園探訪。(妊娠36週6日)

 きょうは、保育園の見学会を3つ入れている。1つあたりに1時間かかるとしても、あいまにゆっくりお茶できるくらいの時間配分。ちょうどいいぐあいに予約がとれてよかった。どんな話がきけるのか、たのしみだ。ネットで事前に調べていても、実際に見ないとわからないことだらけにちがいない。

 1つめの保育園は、昭和49年に開園されたという。歴史と伝統とプライドを感じる。ここを第1志望にしている人も多い。パパとママふたりで見学会にきている家庭も。気合いがちがうなあ。規模が大きくゆとりがあって、園全体におだやかな空気が流れている。子どもたちものびのびと元気そうにあそんでいる。先生の説明がひととおり終わったところで質問タイムへ。パパから熱意のこもった質問がつぎつぎに出てくる。ほかのパパからも。まるでアピールタイムだ。

「急にむかえに行けなくなったときにも、延長してもらえるんですか」
「ケースバイケースですが対応しています」
「延長の手つづきは?」
「なるべく17時ごろまでにご連絡いただけるとたすかります」
「17時までにできなかったらどうするんですか?」
「連絡がきた時点ですぐに先生と相談して対応策を考えます」
ていねいな受け答えを目のあたりにして、この保育園を第1志望にしている人が多いのにも納得した。もともと第1志望ではなかったが、ぐらついてくる。

 2つめの保育園は、小規模保育事業とよばれている保育園。生後57日以上の0歳児から満3歳未満の子どもまでが対象となる。入った瞬間、暗いなあと思っていたら、おひるねタイムだった。部屋があたたかくて静かでここちいい。ゆったり見まもられている安心感がある。先ほどの保育園とはまったく印象がちがっておどろいた。1人の保育士が3人の子どもを徹底して保育する、家庭的で愛情深い保育が特長だという。基本保育料は月額2万円。給食がないため自分で準備しなければならないのと、延長時間が19時までなのが、わたしにとっては課題だ。

 3つめの保育園は、昭和51に開園。ここも実績のある保育園だ。元気にあそぶ子、をパンフレットの1ページめに掲げていることもあって、とにかく子どもたちが活発だ。見学会にきているパパやママにがんがん話しかけてくる。
「こんにちはー」
「はじめまして」
「きょうは、なにしにきてるのー」
「保育園のね、見学会だよ」
「ふーん、入るんだ」
「入れたら、うれしいなあ」
近くにシルバーセンターやふれあいデイホームがあって、そこのおじいさんやおばあさんとの交流もしているそうだ。だから、おとなと話すのにもなれているのかもしれない。駅から歩くが、園庭がひろくて環境もよさそうだ。

 今週から来週にかけて、あと4つの保育園に予約を入れている。きょう見た3つの保育園だけでもこんなに印象がちがっていたとは。調べればたくさんの口コミがあふれているけれど、まずは先入観をもたずに行って、直接話をきいてみようと思う。そうすけにも感想をきいてみたいんだけどなあ、ほんとうに。