12月20日、ゆるゆるの冬。(妊娠38週2日)

 さむい日がつづいている。朝風呂でゆっくりあたたまって、午後1時からのマタニティヨガへ。受付で、インストラクターさんに声をかけられた。
「あれっ。予定日いつでしたっけ」
「来年の元旦です」
「うわー、もうすぐですね」
「きのう妊娠健診に行ったんですよ。いまのところ順調みたい」
「そう、よかったー。ムリしないようにね」
「ありがとうございます」
「きょう予定日の人もいらっしゃって。あれ、きょうはお休みかなあ」
「すごい、いつもどおりつづけているんだ」
「3日前にもいらしてたんですよ。早く産みたーいって」
「積極的ですねえ」
「うん、もうおなかが重くってしんどくなってきちゃったって」
「あはは、わかるわー、そのカンジ」
きのうの内診から、おしるしがゆるゆるつづいている。子宮口は指2本分ほど開いているといわれた。下半身がビミョーにゆるまっている感覚がある。いつ変化がきてもいいように心づもりしておいてください、と医師からアドバイスをもらっている。それでも出産までには、まだ時間がかかりそうだ。この状態と向きあいながら年越しするんだ、と思うと、気もちがなえそうになる。自分で出産日を決める、という選択肢もあるが選ばなかった。そうすけが生まれたい日を選んで生まれてきてくれたらいい。とはいえ、ずっとおなかのなかに居座りつづけるのもこまるけれど。年末になるのかな、年始になるのかな。

 ヨガのあと、鍼灸マッサージへ。むくみ対策をする。こんな時期こそ、むくみとはじょうずにつきあいたい。気づいたときにメンテナンス。からだもこころもかろやかに、鼻歌まじりで家路についた。帰りにスーパーで晩ごはんの食材を買う。きょうは、牡蠣とレタスのしゃぶ鍋にしよう。だんなとゆっくりふたりで鍋をつつく冬もこれがさいごだな。と思うと、感慨深い気もちになる。