12月26日、目に入れたい。(生後2日)

 仕事帰りに病院に寄りました。かみさんは昼下がりに病院の鍼灸サービスをうけてリラックスモードです。というわけで、代筆3日めのだんなです。

 夕方、かみさんの兄がお見舞いにきたそうです。お兄さんを見たそうすけはその瞬間、ぎゃんぎゃん泣きだしたらしい。あまりのぎゃん泣きに、お兄さんもただただびっくりするばかり。たった15分でいそいそと退散してしまったんだそうです。それもしかたがないかもしれないなあ。両親であるわたしたち以外でそばにいる看護師さんや助産師さんは、みんな女性です。知っている男性といえばわたしだけ。しかも、わたしの身長といえばアルゼンチンのサッカー選手のメッシ並みなので、身長180センチを超えるお兄さんはまさに未知との遭遇。スーツをきた異星人とかモンスターとかに見えたのかも。

 未知との遭遇におどろいたそうすけも、かみさんがだっこをすると見事にすぐ泣きやんだそうです。いっぱい泣いたせいなのか、わたしが病院にきたときにはまったく起きないほど疲れていました。いっぽうで、かみさんの母としての能力にはおどろくばかりです。きのうの体験ですが、わたしがそうすけをかまってもだっこしてもまったく泣きやまないなか、かみさんはその泣き方の微妙なちがいを感じて、うんちをチェックして、といったのです。においもしなければおむつにサインも出ていないので、わたしのあやし方がわるいのかなあ、とうたがっていたけれど。おむつを開いてみると、まさに新生児特有の緑色のうんちがびっしりついているではありませんか。母は母なんだなあ。

 またまた話はかわって、きょうのそうすけは、といったら。目もぱっちりと開いてきて、そのつぶらな瞳にもうめろめろになってしまいました。これが赤ちゃんの吸引力なんだなあ。目に入れても痛くないほどわが子はかわいいというけれど。痛くてもいいから本気で目に入れてしまいたくなる。それくらいかわいいものなんです、わが子って。親ばかで、ほんとうにすみません。