12月27日、授乳のコツ。(生後3日)

 赤ちゃんは夜型。なので夜中も当然1時間から2時間おきにおっぱいやおむつのとりかえをおねだりする。その負担はすべてママにかかる。そんなこんなできょうも、だんなの代筆でかみさんに協力をしてみたいと思います。

 土曜日で仕事も休みなので、面会時間がくるまでに散髪をしてホットヨガにも行ってきました。いつも髪を切ってもらっている理容師さんには、大学生と高校生の子どもがいるそうです。子どもが生まれた日のこと、産気づいた奥さんを病院に送って立ち会おうとしたら、看護師さんから、まだまだ産まれる気配はないですしお父さんはなんにもすることがないのでいったん帰ってくださいねー、といわれてくやしい思いをしたそうです。いっぽうヨガのスタッフさんからは、おめでとうございます、奥さん出産の前日までヨガをしていたんですよね、とあらためてびっくりされました。わたしもびっくりでした。

 病院に行くと、ちょうど授乳中でした。かみさんの話によると、1回あたりの授乳時間が1時間以上かかることもあるそうで、おっぱいを吸っている、というよりも、おっぱいであそばれている感覚なんだそうです。ちょうどその授乳のまっただなかに、助産師さんが状況をチェックしにやってきました。
「赤ちゃんの体温と黄だんを調べますね」
「ありがとうございます」
「授乳回数は順調ですか」
「おっぱいの回数は多いんですけど、1回にかかる時間も長いんです。いまも30分以上かかっているかも。どうしてかなあ」
それをきいた助産師さんはぴんときたようで、そうすけの乳首のくわえ方を見ながらアドバイスをくれました。アドバイスを要約すると、新生児はくちびるで吸うちからはよわく、それにくらべてあごのちからはつよい。ので、乳首の先っぽだけを赤ちゃんの口に含ませても、母乳をしっかりのむことはできないんだそうです。口が開いた瞬間に乳輪までがっとくわえさせるようにして、乳房に口を押しつけて乳首をふくませるといいらしい。そのとき、赤ちゃんの鼻とお母さんの胸のあいだにほんのちょっとすきまがあるくらいがちょうどいい。ここで大切なのが、お母さんの授乳する姿勢で、前かがみに赤ちゃんを包みこんだほうがのみやすく負担がかからない。背もたれに寄りかかった姿勢だと、乳首をくわえる深さがだんだん浅くなってしまう。乳房に張りを感じる部分があればその部分を指で押して母乳を押しだすようにすると、乳房に母乳がたまりにくい、ともアドバイスされました。助産師さんの説明をききながらお手本を見ると、思っていたより赤ちゃんを大胆にあつかってもよさそうです。

 授乳中に弟家族が見舞いにやってきました。弟は7歳年下ですが、すでに小学生の男の子がふたりいる先輩パパです。義理の妹は妊娠6か月。4月には3人の子どものお母さんになります。きょうは、次男坊を連れて見舞いにきました。次男は7歳。自分中心の生活がうばわれることをいやがって赤ちゃんがえりをしているところですが、そうすけをだっこしたとたん、お兄ちゃんになるのもまんざらではないかもしれない、と前向きになりはじめているようです。