12月30日、退院と出生届。(生後6日)

 えへへへ。きのうでしばしのお別れをいいましたが、本日も、だんなであるわたしが日記の更新をいたします。なぜなら、授乳頻度がどんどんふえているからです。かみさんの日記復帰までは、もうしばらくお待ちください。

 きょうは、待ちに待った退院の日。かみさんはおととい抜糸をして、下半身の痛みもちょっとずつやわらいできたようです。朝9時半ごろ、病室へむかえにいくと、退院の準備と並行してそうすけの世話をこなしていました。10時半には、退院にむけての新生児科面談をうけました。そうすけは、体重こそすくないけれどすこぶる健康のようです。それどころか胃腸のはたらきがよすぎるそうで、下痢になりやすく体重がふえにくい、といった事態におちいっているとのこと。体重をふやすためには、じかに母乳をのませるだけでなく哺乳瓶で搾乳した母乳もあたえましょう、と指示をうけました。うれしいことに、これでわたしも母親気分を味わえちゃいます。それだけでなくかみさんをすこしでも休ませることができるのです。そうすけは親想いだなあ。やさしい息子なのです。

 面談後、沐浴の講習を助産師さんからうけました。お風呂はパパが入れますよね、と、なかば強要されつつ、もちろんわたしが入れますよ、と実習をかってでました。あいにくそでをまくりにくい服を着ていたので、助産師さんの了解をもらって上半身はだかで、それもナースステーションからまる見えになりながらトライしました。お湯が入らないように耳をおさえて、首をささえて、湯船に入れて、ガーゼをつかってやさしく洗って。ボディソープをつかったからだの洗い方やあたまの洗い方も習いました。脇から腕をまわしてからだをささえて背中を洗い、さいごに大事なところの洗い方まで、なんとか合格点をもらいました。からだの拭き方やおへそのケアの仕方も教わりました。デリケートなおへそは一か月健診のころまでていねいにケアするのが大切だそうです。

 昼すぎに退院して、かみさんは一週間ぶりに自宅に帰ってきました。
「やっぱり、おうちはいいねえ。そうすけ、ここが、きみがこれから暮らしていくところだよー」
と、うれしそう。そうすけもリラックス、部屋を気に入ったようです。

 その後、おっぱいタイムのかみさんとそうすけを家にのこして、出生届を出しに区役所へ行きました。残念ながら、区役所はお休みでした。それもそうだよなあ、12月30日だもの。休日受付で出生届の提出だけしました。
「受付はおこないますが審査はこのあとになりますので、年明けにもういちど母子手帳をもってきてくださいね」
二度手間になるなあ、と、ちょっぴりがっかりしたけれど、審査後に子ども手当の申請も出さなくてはならないらしい。だったら、結果的にはみんなも二度役所にいくのだ、と思ったら、なんだかラッキーな気にもなりました。

 帰りに、沐浴の仕方や搾乳したおっぱいのあげ方を習っているときに教えてもらった便利なグッズを百円均一のお店で買って帰りました。沐浴のときにつかう取っ手のついた洗面器、搾乳したおっぱいを湯煎するマグカップ、交換したおむつを捨てる小さめのポリバケツなどなど。これでばっちりです。

 家に帰ると、まさに授乳のまっただなかでした。ほんの2時間程度の外出中に3度も授乳していたんだそうです。そうすけにとってもやっぱり自宅にいるとマイペースでいられるんだ、ということが目の前で実証されました。