12月6日、気になるふっくら。(妊娠36週2日)

 ヨガをしながら、鏡にうつっている自分の姿を見て気づいた。あれっ、股のあたりがふっくらしている。恥骨あたりの肉づきが、よくなってきているようなのだ。さわるとふかふかのクッションみたいになっている。そうすけが無事に生まれてくるように、からだが準備をはじめているのだろう。それはわかっているけれど、やっぱりヘンな気分だ。ユニークな体形だなあ。ふくらみが主張しすぎているじゃないか。そうすけが、まもなく生まれまーす、と、アナウンスをしているようだ。うれしいけれど、恥ずかしい。まぁ産んだらもとにもどるらしいのでそれまでの、がまん、がまん。もしもどらなかったら、そのときに対策を考えよう。しかし、恥骨まわりってどうやったらダイエットできるのかな。などとぼんやり考えながらヨガをしていたら、あっというまに時間がすぎてしまった。しっかり集中できていなかったからなのか、いつもより汗の出がわるかった。まぁなんとかなるさ。いままでもなんとかなったもんね。

「きょうは、けっこう汗かけたね」
だんなが満足げにいった。いいなあ。きのうは忘年会でおそくまでのんでいたんだっけ。それもあっていつもよりリフレッシュできたのだろう。よぶんなものがないってすがすがしい。いまのわたしは、よぶんなものだらけだ。

 ヨガのあと、鍼灸マッサージへ。いまいちばんの課題は、下半身のむくみ対策だ。妊娠中のむくみは、下半身に出ることが多いといわれている。とくに妊娠後期から臨月には、胎児の成長に合わせて子宮も大きくなってくる。大きくふくらんだ子宮は、血管だけでなく足のつけ根にあるリンパ節を圧迫する。圧迫されると、リンパの流れがとどこおって下半身にたまった水分がぬけにくい状態になっていく。それで、むくんでしまうわけだ。ひどいときには、足の甲を見ただけでむくんでいることがわかる。きょうもヨガのレッスンを終えて鍼灸マッサージをうけに移動するわずかな時間のあいだに、むくんできているのがわかった。塩分をとりすぎないようにしたり、からだを冷やさないようにしたり、日常生活でできることは、気をつけていこうと思う。それでも、なかなかすぐによくなるものではないけれど。ストレスをなるべくためないように心がけたい。そう、ストレスも血流をわるくしてむくみをひどくさせる立派な原因だ。