3月25日、副反応アリ。(生後91日)

 やっぱり熱が出た。きのうの夕方までのそうすけは元気だったが、夜からずっとぐずっていた。熱をはかってみると、37.8度。このまま上がらなければいいのに、と思っていたが、38度を行ったり来たり。のどがかわいているのか、おっぱいになんども付き合わされる。朝はかってみると、とうとう38.5度に上がっていた。熱以外では、とくに気になるところはない。泣き顔ばかり見ていると、こちらまで弱気になる。早く小児科へ行って診てもらおう。ウェブ受付に予約を入れると、46番めだった。開始からほんの10分ほど経ったばかりなのに、こんなに予約が入るとは。季節のかわりめで寒暖差がはげしいし、強風で花粉も舞いあがるし、なにかとたいへんな時期なのだろう。

「こんにちは」
「やっぱり、熱が出ました」
「どれどれ、ちょっと診てみましょうか」
服のボタンをはずすと、先生はそうすけに声をかけながら、胸と背中に聴診器をあてた。生後3か月のからだにあてると、聴診器が大きく見える。気になるところはなさそうだ。口を開けてのども確認した。炎症もなさそうだ。
「うん、表情もよさそうだし。あしたまで、様子をみましょう」
「わかりました」
「あしたになっても38度以上の熱があったら来てください」
「はい。あの、4種混合が原因ですかね」
前回のワクチンでは、熱が出なかった。ということは、今回はじめて接種した4種混合のしわざではないか。しかし、副反応はそう単純ではないらしい。
「肺炎球菌か、4種混合ですね」
「肺炎球菌もアリですか」
「1回めに熱が出なくても、2回めに出ることがあるんですよ」
なるほど。思ったよりもデリケートなのだ。あしたまで、様子をみてみよう。
「わたしのかぜ、うつったりしてませんよね」
「だいじょうぶ。お母さんとおなじ症状、出てませんし」
たとえば鼻水とか、といわれて気づいた。きのうの夜から、鼻をかみすぎて鼻の下が真っ赤になっていたことを。こっちも早めに治してしまおう。