4月26日、ジャンプ、ジャンプ。(生後123日)

 親子3人で朝風呂に入りごはんをたべたあと、これまた親子3人でぐうたら昼寝ならぬ朝寝をしていると、ドアチャイムが鳴った。宅配便だろう。きのうの朝にもきて、だんなが通販で買ったトースターがとどいた。うちにはいままでトースターがなかった。そうすけが生まれるまでは、朝はたべずにホットヨガへ行って帰りに外で昼ごはんをたべていた。そうすけが生まれてから、きちんと朝食をとるようになった。パンがすきなので、近所のパン屋さんで焼きたてパンを買っていた。が、そうすけは朝早くから活発なので、パン屋さんが開く前からおなかがすくようになった。サラダに、ウインナーと目玉焼き、パンといったかんたんな朝食だが、パンはフライパンで焼いていたのだ。そうこうしているうちに、シンプルなデザインでインテリアとしてもいいカンジのトースターをだんながこっそり注文していた。ほら見て見てーと、だんながはしゃいでいる。今朝そのトースターでパンを焼いたが、おいしかった。買って正解だった。

 トースターの話が長くなってしまったが、きょう届いた宅配便は、赤ちゃん用のジムだった。ジムといえば、赤ちゃんが寝っころがってあそぶシートタイプのものを想像するが、きょう届いたのは赤ちゃんが立ったままであそべる。もちろん4か月の赤ちゃんは立てないので、3本の支柱の上部から出たのびちぢみするひもで支えられたすわってあそべるシートを吊っている。そこにすわって床をキックするたびにジャンプできる。つまり、ひとりでたかいたかいがすきなだけできちゃうジムなのだ。シートのまわりには、たくさんのかわいいおもちゃがつけられていて、あきずにひとりあそびできそうだ。また、キックをしてジャンプをくりかえすので、足の筋力もきたえられる。まさにすぐれものなのだ。赤ちゃんの首がすわってからつかいはじめられるので、4か月健診で首がすわっているね、のひと言を待ってましたとばかりに、だんなが注文したらしい。宅配便がとどくたびに、こんどはなんだろうとワクワクしている。

 さっそくだんながジムを組みたてて、そうすけをシートにすわらせた。あららそうすけの反応がにぶいぞ。どうやってたのしめばいいのか、まだコツをつかめていないようだ。メイド・イン・USAのカラフルなデザインで、アメリカンサイズのこのジムは、そこにあるだけで赤ちゃんのにおいで部屋があふれかえるほどの存在感を発揮している。だんなご自慢のスタイリッシュなトースターも居心地がわるそうだ。部屋がそうすけの世界にどんどん染まっていく。