4月30日、ちがいは吸引力。(生後127日)

 きのうは朝風呂に入っていったん熱が下がったが、午後にまた38.5度まで熱があがったので座薬も入れた。これがよく効いてきたのだろうか、するすると熱が下がった。熱が下がると、そうすけがあそびたいモード全開になる。ちゃんとかぜを治してからね、といっても伝わらない。気分転換に、近くのベビー用品専門店で買いものをかねて、おさんぽに出かけた。そうすけは、いつも以上にごきげんで元気そうに見える。まるで、かぜをひいていないみたいだ。

 ベビー用品専門店で、だんながなにかを探していた。電動鼻水吸引器がほしいという。たしかにあると便利だ。きのうはまる1日、そうすけがくしゃみをするたびに鼻水をティッシュでふきとり、シューシューと息苦しそうにしているとこんどはティッシュでこよりをつくってくしゃみをさせて鼻水をふきとっていた。それでもなかなか追いつかなかったので、吸引器の出番というわけだ。チューブを子どもの鼻に差しこみ、親が反対側のチューブを口で吸って鼻水をとりだす、アナログタイプのものもある。が、保育園にかよってかぜをしょっちゅうもらうようになると鼻水がたくさん出るため、奥のほうまですっきりとれにくくなる。とネットのレビューに書いてあるよと、だんなが熱心に語っていた。よく調べているなあ。だったら、口コミで支持されている電動のものにしよう。値段はちょっと高いが、長い目で見ればいい買いものになるだろう。体温計も新調した。いま持っているものは耳のなかに体温計の先端を入れて測るタイプだが、左右の耳でちがっていたり、おでこをさわると高熱を感じるのに34度と出たりするので、精度の高い電動のものでこめかみで測る非接触体温計を選んだ。家に帰ってさっそく測ってみると、かぜをひいているそうすけは37.2度、わたしは36.6度、だんなは37.3度。3人のなかで、だんながいちばん高熱だった。それを知ったとたん、だんなはがっくりと肩を落とした。

 さっそく電動鼻水吸引器をつかって鼻水をとろうとすると、そうすけは音の大きさにびっくりして身をよじっていやがった。いやがり度数でいうと、薬をのむことのつぎくらいだろうか。しかしいったん鼻水をとりのぞくとすこぶるごきげんで、すとんと眠りに落ちてしまった。すやすやと眠る顔を見ながら、たまった鼻水のストレスは相当のものだったんだなあとあらためて感じた。小さいからだでいっしょうけんめい、かぜとたたかっている。