5月28日、乳児下痢症。(生後155日)

 下痢がとまらなくてたいへんだ、とママ友から連絡がきた。あまりにひどいので、保育園を休むことに決めたそうだ。保育園を休むほどの下痢って、なにが起こったんだろう。のめばそれだけ出てしまっている状況なんだという。そうすけにも、のんだらすぐに出るときがあった。それとはちがうのだろうか。

「病院で診てもらったら、乳児下痢症だって」
「乳児下痢症」
「いま保育園で流行っているらしいよ」
「ええっ、感染するんだ」
乳児下痢症はウイルス性胃腸炎ともいわれていて、ウイルスなどの病原体が胃腸に感染して起こる。原因となるウイルスには、ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなどがあって、なかでも多いのがロタウイルスによるものだ。ロタウイルスといえば、そうすけは2月と3月に2回ワクチンを受けている。そのおかげで、感染しなかったのだろうか。ロタウイルスに感染した場合には、すっぱいにおいのする米のとぎ汁のような白っぽい水のうんちが1日になんども出る。嘔吐と下痢のために脱水症状が起こることも多く、ひどくなると、ぐったりしたり尿の出がわるくなったりする。ロタウイルスは感染力がつよくて、唾液や排泄物から感染するらしい。かかったら、たいへんなのだ。

 ママ友からきょうの息子さんの写真を送ってもらって、見ると元気そうだったのでほっとした。顔色もいい。わたしだったら、うっかり症状を見すごしてしまいそうだ。見ためは元気で笑っているが、あきらかにいつもとうんちの色と形状がちがっていたという。きのうもうんちを10回していて、おしりがおサルさんのようにまっ赤になっているそうだ。おむつをずっとつけているから、つらいだろう。それでも笑顔で、つよいぞ、えらいぞ。これから離乳食がはじまると、いろいろなものを口に入れるようになるから気をつけなければ。そうすけといっしょにひとつひとつたしかめながら、元気に楽しくやっていきたいものだ。