7月11日、笑うおなか。(妊娠15週1日)

 正午から、表参道で打合せをした。コピーライターによる、コピーライターのための組織がある。きょうは10人ほどがあつまって、これからの活動について話しあった。日ごろから言葉をあつかう仕事をしているからか、とにかく話がはずむ、はずむ。なんどもおなかを抱えて笑う、笑う。あまり笑いすぎるのはよくないんじゃないか。と、不安になってきて検索してしまった。
 妊娠中に笑いすぎるのは、よくないんでしょうか。
おなじ内容で医師に質問をしている、ブログがいくつか見つかった。結論からいえば、腹筋がきたえられそうなくらい笑っても、おなかの赤ちゃんには影響しないようだ。むしろ、ストレスをためることのほうがよくない、といわれている。笑って気分がよくなるぶんには、とくに制限はなさそうだ。くしゃみを連発しても、心配無用らしい。冷静に比較してみると、便秘でがんばっているときのほうが、たしかに、もっと腹筋をつかっている気がするなあ。

 夜、帰宅するとさっそく、超音波ドップラーをとりだして、そうすけの心音をたしかめる。トクトクトクトク。よし、きょうも元気だ。このごろは以前にくらべて、心音がはっきりきこえるようになってきた。成長したなあ。右よりも、左からきこえることが多くなった。左のほうが、居心地がよかったりするのかな。心音のリズムにあわせて指をトントン動かしてみると、心音がもっとはっきりきこえてくる。の、ような気がする。そうすけ、トントンに気づいているのかな。いや、まだ、早すぎるよな。それでも、こうしているだけでも十分、つながっている気もちになる。きょうの心拍数は、152だ。

 便秘にならないように、のタイトルで母からメールがきた。
「便秘は、がまんしたらだめだよ。なにがあっても、すぐトイレに行かないとね。お勤めの人はがまんしがちだから、便秘が便秘をよんで、出なくなってしまうんだよ。もようしたら、すみやかに行くこと。それに朝、野菜ジュースをのむといいと思うよ。家でつくれなかったら、駅ナカやデパートの食品売り場に、目の前でつくってくれるジューススタンドがあるよ。毎日のめば、がんこな便秘もなおるでしょう。りきみすぎないように、気をつけてね」
 笑ったぶんだけおなかが刺激されて、便通がよくなるといいのになあ。