突然ですが、はじめまして。45歳ではじめて父になる、だんなです。本日は、かみさんのバースデーにつき、かみさんにかわってわたしが日記を書かせていただきます。いきなりですみませんが、どうぞよろしくおねがいします。
ここまで読んでいただいた方はすでにご存知でしょうが、いまから約2か月前の6月6日の午前中、わたしのケータイに、かみさんから超びっくりの話が舞いこんできたのであります。そのときは頭がまっ白で、かみさんに気のきいたジョークのひとつもいえなかったことを、よくおぼえています。電話を切ったあとからよろこびがジワジワあふれてきて、そのあとの仕事もまったくといっていいほど手につきませんでした。そうすけは、元気に生まれてきてくれるかな。そうすけの運動会で、いいところを見せられるかな。そうすけが20歳のとき、おいらは65歳かよ。そんな思いが、つぎからつぎへ、めぐってきたからです。
そうすけ。
そうなんです、その日からきょうまでずっと、そうすけ、という名前でよんでいます。わたしは、聡(さとし)という名前で、そこに男の子らしい、介の字をつけて、聡介(そうすけ)と名づけました。かみさんに、女の子だったらどうするの、と、きかれて、そうすけこ、と、いったらしかられちゃいました。
そうすけ、で、ほんとうによかったのか。もしこれでよければ、聡介という漢字でいいのか。を、姓名判断にくわしい旧知の知人に会って、相談してみました。結論からいえば、読みはなんでもよく、名前につかわれる文字の画数にいろいろないわれがあるそうです。また、子どもの名前に親の名前から一字をとって入れるのは、親がつかいつくして疲れきった運勢を、子どもにゆずってしまうことになるらしく、ほんの数秒で、聡介、は、却下されました。
画数から考えるとき、4つの運、四運、で、運勢を判断するそうです。まずは、総運。姓と名のすべての字画を合計した数。生涯にわたる総合的な全体運をあらわします。名づけをするにあたって、総運が吉数であることがもっとも重要です。つぎに、地運。名前のすべての字画を合計した数。これは若年期の運勢をあらわします。そして、人運。姓の下の一字と名前の上の一字の画数を合計した数。中年期の運勢をあらわします。さいごに、外運。総運の数から人運の数を引いたのこりの数。晩年期の運勢をあらわします。そこには、それぞれ吉数と凶数があって、たとえば、神戸の神、と、聡介の介、は、凶数なので、よくないね、とのこと。聡介もだめ、介だけでもだめだとは。ふたたび、ガーン。
そこでまずは、そうすけの、すけの字を探すことから、はじめてみることにしました。さまざまな漢字を探ってみた結果、佑、と、輔、が、ふさわしい画数だとわかりました。あとは、そうすけの、そうの字を探すだけです。しかしながら、2014年の夏は、とても熱い。そして暑い。これ以上集中してやるのは夏バテしそう、ということで、そうすけの、そうの字を探すのは、かみさんとふたりの宿題にしました。吉数になる字画は、すでにわかっています。
いまテレビでは、わたしと身長も年齢もそっくりなスマップの木村拓哉さんが、灼熱のなか汗をかきながら、がんばっています。木村さんの努力と勇気にならって、そうすけにぴったりの、そうの字を見つけたいと思います。