7月22日、抜け毛対策。(妊娠16週5日)

「フローリングに抜け毛、落ちているよ」
「ごめん、ごめん」
だんなに注意をしたあとで、ふと気づいた。これ、わたしの髪だ。だんなの髪ほど、短くない。しかも、あちらこちらに落ちている。いままで抜け毛を気にしたことがなかっただけに、ショックだった。妊娠をすると、抜け毛がふえるのだろうか。産後の抜け毛は、きいたことがあるけれど。調べてみよう。

 妊娠中は、プロゲステロンとよばれる黄体ホルモンの分泌が、活発になるそうだ。プロゲステロンは、栄養分や水分をからだのなかにためこんで、妊娠を継続する、大切な女性ホルモン。このホルモンには、ほかにも毛髪の成長を促進する作用があって、毛髪の寿命をのばし、もともと抜けるはずだった毛髪をも成長させるはたらきがあるらしい。だったら、ふさふさになって、うれしい。と、いいたいところだけれど、プロゲステロンの増量にともなうホルモンバランスの変化で、ヘアサイクルが乱れる人もいる。サイクルの乱れで、発毛から抜け毛までの期間が短くなる場合もある。そのうえ、おなかの赤ちゃんに栄養を吸収されやすいので、毛髪の生成に栄養がまわらなくなり、髪が細くなったり、抜けやすくなったりするそうだ。防ぐには、どうすればいいだろう。

 まずは、バランスのよい食事をとること。毛髪の成長をうながすビタミンB群に、亜鉛や鉄などのミネラルをしっかりとれる海藻類、女性ホルモンとおなじはたらきがある大豆イソフラボンをたっぷりとれる、とうふや納豆をたべるといいそうだ。きょうの夜ごはんは、湯どうふにしようかな。そして、良質な睡眠をとること。寝不足は血液の流れをわるくするので、それだけでも抜け毛の原因になる。とくに22時から26時のあいだは、ちゃんと眠るように心がけよう。さらに、ストレスを発散すること。すきな音楽をきいたり、すきな本を読んだり。ウォーキングやヨガなどで、からだを動かすのも効果的だ。バスタイムを活用して、リラックスをたのしんでみるのもよさそうだ。からだの変化は、まだまだつづいていく。気づけば気づくほど、新しいナゾにぶつかるのだ。