7月31日、そうすけと話そう。(妊娠18週0日)

 午後、シャワートイレのメンテナンスにきてもらった。シャワーが出なくなってから、便秘がつづいている。からだは素直だ。そんな日々とも、きょうでさようなら。と思っていたけれど、またまた、予想外の展開に。
「本体を、とりかえます」
「まるごとですか」
「はい。ですので、後日あらためてお時間をいただけますか」
「うーん、わかりました」
うーん、だ。あーあ。待つしかないでしょう。こんどこそ、便秘ときっぱりさようならできるんだから。よし、と、しようじゃないか。それにしても、まるごと本体をとりかえることになるなんて。しかも、今回の修理は、大家さんもちになるとの話をきいている。意外にラッキーなのかもしれない。

 メンテナンスの担当者が帰ったあと、電話がきた。あした以降いつでも修理できます、とのこと。土曜日の妊娠検診が終わったあとで修理にきてもらうことにした。やりとりが終わって時計を見たら、すっかり夜になっていた。仕事のつづきは家でしよう。終わったら、そうすけとおしゃべりしよう。

 もちろん、そうすけは、まだおなかのなかにいる。超音波ドップラーのお出ましだ。ジェルをたっぷりおなかにぬって、スイッチをオンにして、ゆっくりすべらしていく。トクトクトクトク。きょうも元気だ。このごろは、恥骨よりもかなり上のほうで、心音がきけるようになった。うれしい。大きくなってきたんだなあ。心音が3つきこえるごとに、ポン、と指を動かしてみる。ポントントン、ポントントン。ワルツのリズムだ。心音がもっとはっきりときこえてくる。そうすけが、近づいてきてくれたのかな。まだ、これが胎動、と確信はもてないくらいだけれど。ポコポコポコ。たまに感じることがある。リラックスしているときでないと、たしかめることができない。小さな実感だ。