8月21日、21週0日。(妊娠21週0日)

妊娠21週0日は、受精した日から133日、予定日まで133日。ちょうど、きょうが折り返し地点になる。もう半分、なのか。まだ半分、なのか。わたしにとってはもう、おっかなびっくりの毎日で。えーっ、ほんとうにあと半分まで来ちゃったんだー、と、あせるばかりだ。からだは出産に向けて、着々と準備をすすめている。おなかも、おっぱいも、まあるく大きくなって、妊婦らしい体形になってきた。お風呂で足の裏を洗おうとかがむと、そうすけの存在を感じる。足の指の爪を切ろうとすると、そうすけの存在を感じる。胎動なのかどうなのかわからないが、にょろっと、おなかのなかで動くのを感じる。心音をたしかめるたび、近づいてくれているように感じる。日に日に、そうすけの存在が大きくなってくるのがわかる。後半も、1日1日を感じてたしかめてみよう。

 出産に必要な準備には、まだなんにも手をつけていない。マタニティ雑誌を見ながら、イメージトレーニングをしている状態だ。思った以上に、たくさんそろえるものがあるんだなあ。いちど部屋を整理したほうがいいのかもしれない。いまのうちに断捨離しておこう。だんなの書斎に山ほど積まれている本も、いまこそかたづけるチャンスだ。動けるうちに、動いておかないと。

妊娠21週めの赤ちゃんは、身長が約25センチ、体重は300グラムから450グラムくらいに成長する。小さめのペットボトルくらいだ。筋肉がどんどん発達してきて、活発に動きまわるようになる。ママのおなかをキックするちからも、ぐんぐんつよくなる。たのもしくなってくる。脳もふたたび、急成長をはじめるタイミングだ。脳神経の細胞がふえて大きくなることで、赤ちゃんのできることも一気にふえてくる。聴覚も発達して、ママの血液が流れる音やパパとママの声などまわりの音がききとれるようになる。このころから、赤ちゃんはおなかのなかできいた音をおぼえることができるそうだ。お父さんとお母さんの声を、そうすけにおぼえてもらえますように。いっぱい話しかけてみよう、と思う。