8月26日、舌のむくみ。(妊娠21週5日)

 歯のクリーニングに行った。1か月半おきにかよっているが今回はお盆休みをはさんでいるので、1か月と3週間ぶりになる。いつもお世話になっている歯科衛生士さんが出迎えてくれた。きょうも、話がはずみそうな気配。
「お元気そうですね」
「おかげさまで、順調に体重もふえてますよー」
「ひゃはは。いま6か月ですよね」
「そう、6か月」
「もう男の子か、女の子か、わかっちゃったりするのかな」
「わかっちゃった、メンズですよ」
「ひゃあ、メンズ。だんなさん、よろこんでいるでしょう」
「もう、名前つけちゃってる」
「兄弟みたいに、いっしょにあそぶんでしょうねえ」
「年のはなれた兄弟かあ」
いっしょにあそんでいるところを、イメージしてみた。だんなの足がもつれている。いまから体力をつけておかないと。そうすけの運動会で1等賞をラクラクとってみせる、と、だんなは豪語していたけれど。できるだろうか。
「神戸さん、むくみが気になっているでしょう」
「えっ、なんでわかるの」
「舌を見ればわかりますよ。ほら、舌のまわりに歯型がついている」
「あ、ぼこぼこだ」
「水分の代謝がわるくて、からだがむくんでいると、舌までむくんでしまうんですよね。口のなかを見るだけでも、健康状態がよくわかるんですよ」
「へえ、体調まで見えちゃうんだ」
日ごろ口のなかを意識していなかったけれど、気をつけて見てみると、いろいろな発見がありそうだ。きょうのわたしは、ほかにも、歯ぐきがやわらかく血が出やすい状態だったり、右下の奥歯の詰めものが欠けていたり、いつもよりもメンテナンスが必要だった。妊娠をすると、ホルモンバランスの変化やいままでになかったストレスによって体調にも影響が出やすくなる。気をつけないと。自覚はないが、夜、眠っているあいだになんども歯ぎしりをしているらしいことにも気づいた。治せるものは、いまのうちに治してしまおう。先手必勝だ。