9月23日、予定日まで100日。(妊娠25週5日)

 携帯のアプリを見て気づいた。出産予定日まで、ちょうどあと100日。ようやく、ここまできたんだなあ。あと100日か。長いような、短いような。これからも、気をひきしめて健康管理につとめよう。と思っていたにもかかわらず、反省すべき事態になってしまった。のどが痛い。どこかでウイルスをもらってしまったようだ。あああ、妊娠中なのに。ひどくなる前に治してしまわないと。薬をつかわないで治すいい方法があればいいんだけど。

 妊婦していてもできる、のどの痛みを治す方法を調べてみた。まずは、首まわりをあたためる。タートルネックを着る、ネックウォーマーをする。スカーフやストール、マフラーなどで、のどと首をしっかりあたためる。菌が繁殖するのを防いで、のどのはれや痛みをやわらげることができる。2つめは、肩甲骨のあいだにある風門(ふうもん)という、かぜに効くツボをカイロや蒸しタオルであたためる。これだけでも、かぜのひきはじめの症状がふっとんでしまうそうだ。3つめは、ひじのしわの親指側で太い腱(けん)の指2本ぶん上にある上尺沢(かみしゃくたく)という、のどの痛みに効くツボを押す。押してみて痛みを感じるところがあるので、そこを強めに親指などでぐいぐいもみほぐすといい。さっそく風門をあたためながら、上尺沢をぐいぐい押してみた。
 のどの痛みに効くたべものもあるという。のどを殺菌したり炎症をしずめるたべもの、のどにやさしく刺激のすくないたべもの。はちみつ、たまねぎ、だいこん、レモン、れんこん、黒豆など。はちみつレモンのように組み合わせてとるのも効果がある。のみものも、のどによけいな刺激をあたえないように気をつけたい。熱すぎず、冷たすぎず。常温の水や白湯がいい。お茶もいい。

 それでも、のどの痛みが気になる。やっぱり、近所の内科で診てもらうことにした。夫婦で開業しているお医者さんで、日ごろからちょくちょくお世話になっている先生に会った。妊娠していてものめる薬があるので、さっそく処方してもらった。症状がおさまったらやめてもいいという。まずはゆっくり休むこと。からだを休めることがいちばんの薬だよ、とアドバイスをされた。