もうお弁当つくらなくていいのね と、妻がそっと微笑んだ。
すきな色に会える場所。
妻の倦怠期も、娘の反抗期も、 わたしの体臭からはじまった。
心配ないから。と、いっても 母は心配する。
好きなもの、同じものばかり、食べていませんか。
一口ごとに、出口が見える。 さぁ世界をのぞいてみよう。
お弁当の貸しは、仕事に返ってくる。
ランチを抜いたら、チャンスが逃げる。
いまどきのオフィスは、 飲みニケーションよりお弁トークだ。
お会いしても1回きりで終わってしまう。 体型のせいでしょうか。