1月19日、0歳のタフガイ。(生後26日)

 すこしずつ、朝と夜のリズムができているのかもしれない。きのうも、午後10時すぎにたっぷりミルクをのんだそうすけは、午前3時ごろまでぐっすり眠っていた。おなじ状況が3日つづいている。もう、深夜におっぱいをあげなくてもよくなるのかな。うれしいような、さびしいような。と思ったら、乳の張りを感じたので搾乳をした。一気に60ccしぼることができた。起きてきたそうすけに搾乳したおっぱいをあげようかと思ったが、まだ乳が張っていたので、左右の乳から順番にのませてみた。おっぱいって、どこまで出るのかな。20分ほど吸ったあと、すんなりそうすけは寝てしまった。おっぱいタンクは足りていたようだ。6時ちょっと前にまた起きて泣きだしたので、こんどは搾乳したおっぱいをのませる。またもや、すんなりそうすけは寝てしまった。

 なんとすばらしいリズム。と感心していたのは、つかの間だった。だんなが仕事に出かける8時前に、母乳をのませる。こんどは、寝ない。それどころか、だんなが帰ってくる20時すぎまで、おっぱい祭りだ。いちどのみはじめると、30分以上は乳首をくわえつづける。乳首からはなそうとしても、両手をつかっていやがる。乳首にあきると、げっぷを出すために背中をトントンする。10分ほどだっこをして、うとうとしはじめたところで、ベッドへつれていって寝かせる。よしよし、だいじょうぶ、と3歩はなれたところで、ぎゃん泣きがはじまる。おむつかな。おお、よし、よし。おむつを交換して3歩はなれたところで、こんどはぎゃん泣き。また、おっぱいですか。早いねえ、もう、おなかすいちゃったんだ。このサイクルを12時間くりかえしているのだ。

 赤ちゃんの体力は、あなどれない。そうすけは、ほんとうにタフなのだ。わたしも、ダイビングやヨガでからだをきたえてきたけれど、そうすけの持久力にはかなわない。だんなが帰ってから、沐浴をしているときのごきげんな顔を見ていると、ひと仕事終わったあとの労働者のようだ。しかし、そうすけの仕事はまだ残っていた。ひとっ風呂終えたあとのそうすけをタオルでくるんで、着がえを用意していると、ぶっぶぶっぶーばりっぶー、と爆音がとどろいて、あまずっぱいにおいがひろがった。そうすけのできたてほやほやの大きな制作物が、タオルの上にのっかっていた。やっぱりタフだなあ。