1月3日、かわいい進化。(生後10日)

 きょうは、来客もなく、親子水入らずの日。そうすけは、ひと眠りするごとに成長していく。1日1日だいじに、だいじに、すごそうね。そうすけのベビーベッドは、リビングのソファーのとなりにおいてある。リビングからも、ダイニングからも、しっかり見える場所だ。だんなは、そうすけのあたまのかたちを気にしていて、寝かせるたびにあたまを左右交互に向けている。吸引分娩だったこともあって、そうすけのあたまはちょっぴり縦長にゆがんでいる。だんなも自分の後頭部が絶壁気味なのを、おとなになったいまも気にしているという。退院後2日めまでは、ソファー側に首を向けるとなんともなかったが、人のいない反対側に首を向けるとさびしいのか、よく泣いていた。それが、2日後の夕方ごろからだろうか、ソファーの反対側に向けた顔が、いつのまにかソファーのほうに向いているのを見てびっくり。逆にダイニングにいると、反対側に顔の向きをかえて目が合うことも。まだ、首もすわっていないうちから、どんどん動きはじめている。そんなそうすけがたのもしい。見るたびに、はっとさせられる。

 もうひとつ、たのもしいこと。それは、日に日に進化していく、そうすけとのコミュニケーション。おむつを交換するときには、かならずといってもいいくらい、そうすけは泣いている。服を脱いだらぶわっと冷たい空気が寄せてくるのとおしりふきのひんやり感をいやがっているのだろう。おむつをとりかえるたびにぎゃん泣きしているが、いちいち気にしないことにしている。が、進化はいきなりおとずれた。沐浴の前にうんちをしていたので、おむつをとりかえることにした。やっぱりぎゃん泣きだ。よしよし、と、あやしながら沐浴タイムへ。おろしたての服に着がえたそうすけは、ごきげん、ごきげん。さらに風呂あがりのおっぱいタイムで、ゴクラク、ゴクラク。授乳が終わると背中をかるくたたくようにしてゲップを出す。しかし、ばぶっと出てきたのは、大きなおならだった。この大きな音からすると、うんちもセットになっているにちがいない。せっかくお風呂に入ってからだをきれいにしたばかりなのに、あーあ、もったいないなあ。ふたたびおむつタイムへ。いつもならここでぎゃん泣きがはじまるのだが、今回は様子がちがう。ベビー服の袖にあたまをかくして、必死に泣くのをがまんしているのだ。ああ、やっちまった、と反省しているようだ。自責の念を感じているのだろうか。そういえばおならをした瞬間にも、どうもすみません、といいたげな目をしていた。いじらしいよなあ、そうすけ。