11月10日、産後クラスその2。(妊娠32週4日)

 産後クラス後半のグループワークでは、母乳育児について話しあった。母乳育児のいいところ、わるいところ、家族にできること、をグループで話しあったあと、助産師さんがホワイトボードに書きだしてまとめていく。おっぱいについてこんなにみっちり考えたのは、生まれてはじめてのことだろう。

【母乳育児のいいところ】
・スキンシップがとれる。
・栄養がしっかりとれて、免疫もつけられる。
・お母さんの体重がもどりやすい。
・赤ちゃんの消化が早い。
・ほしいときに、すぐあげられる。
・荷物がすくないので、おでかけしやすい。
・コスト0円。お金がかからない。
・災害時にもあげられる。
・がんのリスクを減らす。
・骨粗しょう症を予防できる。
実際に、3.11のときにも、助産師さんが被災地に行って、お母さんたちのおっぱいをケアしてちゃんと出るようにお手つだいをしていたそうだ。

【母乳育児のわるいところ】
・授乳が頻回で、お母さんの負担が大きい。
・他の人に、お願いできない。
・外出時、出先での授乳場所探しがたいへん。
・出ないと、母児にストレスがたまる。
・お母さんのたべものが制限されがち。
・乳首が痛くなる。
・赤ちゃんが夜型でしんどい。
母乳が出ない人は全体の約1%だけといわれている。ということは、わたしもおそらく出るにちがいない。ケアをおこたらないように気をつけよう。

【母乳育児で家族ができること】
・栄養いっぱいの料理で応援する。
・お母さんのイライラをやさしくうけとめる。
・授乳スペースを探しておく。
・家事を手つだう。
・搾乳したおっぱいをかわりにあげる。
・おむつ交換などでサポートする。
・マッサージで応援する。
このあと、おむつ交換の実習がある。だんなが、はりきっている。参加をしたご主人さんもみんな、やる気まんまんだ。こうやってモチベーションをあげるんだな。よく考えられたプログラムだなあ、このマタニティクラス。

 おむつ交換はまず、だんなとわたしから。先輩ママAさんも、小児科勤務のプレママさんもそのご主人さんも、すでに体験しているからだ。実物大の人形を相手におそるおそる、おむつをあてる。日赤医療センターでは、2年前から布おむつではなく紙おむつを推奨している。立体ギャザーを立てて、フリルを外側に出しておく。たったそれだけをするのに、いちいちびくびくしてしまう。ウエストまわりにゆるみはないかな。指1本入るくらいがいい。指1本入ったー、とよろこびながら、これが人形でよかった、と安心する。まだまだ未熟者だ。