11月11日、ベビーバス。(妊娠32週5日)

 母から、ベビーバスがとどいた。空気入れもいっしょだ。これで、ベッドもお風呂もそろった。そうすけ、たのしみだね。母のメールがうれしい。
「ベビーバスと空気入れをゲットしました。あんまりちからを入れなくてもつかえる空気入れが、なかなか見つからなかったよ。やっと、これならつかいやすそう、と思えるのがあったので、それに決めました。まずはたしかめてみてね。自分だけのからだじゃないから、ムリしないように気をつけて」
さっそく返信した。
「母さん、メールありがとうね。確認するね。妊娠検診に行ったら、ちょっと小さめだけど標準だっていわれたよ。羊水の量もだいじょうぶ、とのこと。ひきつづき、ぼちぼち、がんばりまーす。とどいたら連絡するね」
母から返信がきた。
「いまのところ心配ないみたいで、よかったね。むかしから、小さく産んで大きく育てる、という言葉があるくらいだから、だいじょうぶだよ。ちゃんとごはんをたべて、栄養をしっかりとってね。ムリをしすぎないようにね」
ムリしないでね、と、なんどもいわれると気になるなあ。ムリしているように思われているのだろうか。産休までもうすこしおとなしくしていよう。

 ベビーバスに空気を入れて、たしかめてみる。クッキーの箱くらいの大きさのパッケージだったので、小さいかな、と思っていたけれど。ふくらませてみると思ったよりかなり大きい。なかなかふくらまないぞ、と思ったら、空気を入れる場所が4か所もあってびっくり。あんまりちからを入れなくてもつかえる空気入れがあって、これはよかった。ふくらませたベビーバスを、あらためてながめてみる。内側にお湯を入れるラインが書いてある。ここまでお湯を入れて、そうすけがたっぷんとつかるわけね。しばらく目をつぶって、シミュレーションをしてみる。バスタイムが気もちよくすごせますように。このベビーバスならシンクにもぎりぎり入るサイズだ。ベビーバスに入れるのもはじめの3か月くらいだし、シンク用とバス用をつかいわけなくてもよさそうだ。なるべくものをふやさないようにしよう。そう、3人のダイビング貯金のためにキープするのだ。