11月2日、まだある可能性。(妊娠31週3日)

 13時から、人材育成プログラムへ。きょうは、半日かけてみっちりと自分の可能性をあらわにしていく。いよいよ、ほんとうの個性を見つめなおすチャンスがやってきた。どんな発見ができるだろう。参加者のだれもが期待をして参加しているようだ。連休のどまんなかにもかかわらず欠席者がたったの2名しかいなかったことも、それを証明している。こんな機会でもなければ、いまさら自分と向きあうなんてしないだろう。ちょうど産休に入ったタイミングなのもいい。

 まずは、幼少期から社会人になるまでの人生天気図をつくる。自分がすきだったこと、夢中になったこと、を時系列に書きだしていく。人生の転機にはどんな体験をしていただろう。パートナーに客観的なコメントをもらって見なおしながら、ひとつひとつ振りかえる。そうすることで、自分の原点にあるものをていねいに抽出していく。つぎは、人生天気図の社会人篇だ。学生篇とおなじように社会人になってからいままでの出来事を書きだす。そのなかで、自分が達成感を感じたこと、成長を感じたこと、を整理していく。ここでもパートナーの客観的な視点が欠かせない。さらに、これらすべての経験から抽出できる卓越した個性とはなにかを書きだしていく。パートナーと相談しながら書きだしていく。いよいよ大事なところだ。自分の原点と卓越した個性を組みあわせることで、どんな可能性が見いだせるか。こんどはチームワークで、自分以外のメンバーが書きだしていく。この作業がおもしろい。思いもよらなかった自分に出会える、またとないチャンスだ。どんな可能性が見つかるだろう。

 たとえばわたしには、こういった側面があるらしい。美術などの評論家やライター、モデレーターやファシリテーター、文化的MC、文化人サロンの経営者にオーセンティックバーの経営者、PR会社のプランナーや経営者、人材派遣会社の経営者、政治家の秘書。経営者が多いのは、年齢によるところが大きいのだろう。いままでに意識したことがなかった職業ばかり。おもしろい。こんなふうに客観的な視点をとおして自分らしさを考えたことは、たしかになかったなあ。なのにリアルにイメージできる。ついつい、その気になってしまいそうだ。