11月7日、運命ですね。(妊娠32週1日)

 午後、仕事場を出て日赤医療センターへ。妊娠検診だ。きのうで9か月をむかえている。そうすけは、きょうもよく動いている。元気にすごしているのがわかると、やっぱりうれしい。婦人科で書いてもらった紹介状と健康保険証、診療予約カード、妊婦健康診査受診票、母子健康手帳を受付に提出する。紹介状以外はいままでの婦人科とおなじだ。血圧と体重を測り、検尿をとって、ロビーでよばれるのを待つ。待っているあいだにメールで仕事のやりとりをする。ノートパソコンはロビーでつかってもかまわないとのこと。これならどれだけ待たされても平気だ。と、そばでわたしに話しかける女性の声がきこえてきた。

「こんにちは、こんにちは」
なんと、出産クラスでごいっしょした若い経産婦の先輩ママさんだった。
「あらあ、うれしい」
「こんなタイミングにお会いできるなんて」
「運命ですね」
「運命ですよ」
ちょうど彼女も妊娠検診にきていたという。12時にきて、いま検診を終えたところなんだそうだ。もう16時をすぎている。4時間コースだ。やっぱり待たされるんだなあ。わたしも18時までに出られたらラッキーにちがいない。
「9日の産後クラス、いっしょにうけませんか」
「えっ、9日に予約したんですね」
「いま見たら、まだ空きがありましたよ」
「えっ、入れるんだ」
9日はいちど予約を入れたが、撮影の立会いと重なっていたのでキャンセルしていた。が、なんと、ちょうどいま、天気がわるいのでリスケジュールすると連絡がきたところだった。こんなコトってあるんだなあ。これはご縁かも。
「あのとき参加していた、関西弁のMご夫婦にも会えますよ」
「行く、行く」
「よかったー。じゃあ、予約をしたら連絡くださいね」
連絡先を交換すると、先輩ママは帰っていった。これから4歳になる娘さんを保育園に迎えにいくそうだ。毎日いそがしいという。でも、たのしそう。

 検診も、いまのところ心配なさそうだ。経腹エコー検査をしたあとに、先生から、はい、とっても標準です、といわれてほっとした。ふつうといわれてよろこぶなんて、ふしぎだなあ。体重1568グラム。もっともっと大きくなあれ。思うぞんぶん、わたしのおなかライフをたのしんでほしいと思う。