12月17日、見学ラッシュ。(妊娠37週6日)

 10時45分。五反田駅から歩いて5分ほどにある保育園の見学会に参加した。わたしのほかにも、たくさんのお父さんやお母さんがきていた。数えてみると、14組だった。見学ラッシュだ。そのうちの10組は、赤ちゃんを連れてきている。0歳から1歳くらい。わたしとおなじようなプレママの参加者は、意外にすくないようだ。7組ずつの2チームにわかれて、園内を見学することになった。1チームめがよばれて、園長さんに案内されて部屋を出た。わたしは2チームめ。きゅっと結んだポニーテールがチャーミングな先生が案内役をつとめる。この人が副園長さんなのかな。若々しくてかわいらしいけれど、あきらかにわたしよりも年輩のようだ。説明がわかりやすく、スッと耳に入ってくる。

 この保育園は、昭和45年に開園している。このあたりではいちばん古い保育園で、実績もありそうだ。22時までの夜間保育も実施している。たくさんの希望者がやってくるのも納得できる。園庭はひろくないけれど、すぐそばに公園があって、たくさんの子どもたちがあそんでいる。公園の端から端まで元気な声がとびかっている。たのしそうだな。3歳から5歳児の子どもは、みんな外に出てあそんでいるようだ。1階には3歳から5歳児の部屋が、2階には0歳から2歳児の部屋がある。0歳児の部屋は陽あたりのいい場所にある。自然光をたっぷり浴びて、とても気もちよさそうだ。2階から1階へ階段をおりているときに、ちょうどおさんぽからもどってきた子どもたちとすれちがった。

「こんにちは」
子どもたちにあいさつをしながら、ふと、どの子も鼻水をたらしているのが気になった。そういえばあいさつに返事がなかったのは、鼻がつまっていたからかもしれない。鼻水をたらして、ほっぺは真っ赤、でも、目はきらきら。これを元気がいいね、ととるか、鼻水くらいふこうよ、ととるか。ビミョーだ。わたしだったら、ふいてあげたくなるなあ。実際に子育てをしているうちに、かわってくるのかもしれないけれど。こういう感覚のちがいは、のちのち影響しそうな気がしている。逆に、ふきすぎて肌がただれる、これもこまりものだが。