4月15日、ママ友ランチ。(生後112日)

 11時40分、恵比寿駅の改札口で待ちあわせる。マタニティクラスのときからなかよくしているママ友だちが集まってランチに出かける。前回が去年の12月1日だから、ちょうど4か月半ぶりになる。おなかの大きな4人でテーブルを囲んでいたんだよなあ、あのときは。いまはみんな日々の育児に追われている。感慨深いものがある。きょうは、子どもを連れてくるから倍になって8人4組。ママ友のひとりから保育園でもらった息子のかぜが治らないと連絡がきて、6人で会うことになった。おそるべし、保育園のかぜ。改札を出ると、すでにほかの2組がそろっていた。前回とおなじように、またバタバタ走っていた。

「ひさしぶり」
「とうとう、母になったね」
「なっちゃったねえ」
おしゃべりしながら、駅から歩いて10分ほどにあるレストランへ向かった。だっこひもが1組、ベビーカーが2組。こうして並んで歩いていると迫力あるなあ。妊婦のころよりもバージョンアップした感がある。店に着くと、まずは入口まで階段があったのでとまどった。下調べしてこなかったことを反省。と、ママ友のひとりがとても自然に店員のおにいさんをよんで、ベビーカーを階段の上まではこぶのを手伝ってもらっていた。ママ友のつよさに、ほれぼれする。

 予約していた人工芝の個室に案内されると、靴を脱いで入った。クッションやら、座布団やら、たくさん置いてある。子どもが歩くようになったら、あそばせておくにもちょうどいい。あらあら、もう1年後のことを考えている。そうすけが生まれてから、未来のことばかり考えるようになった。変化におどろきながらもうれしい。あしたを、どうよくしていこう。前向きな気もちでいっぱいになるのだ。その変化は、ママ友もみんな感じているらしい。無事に出産をしてきょうをむかえられたことを、なによりもよろこんでいる。おっぱいをあげながら、気がねしないでおしゃべりしながら、つくづくよろこびを噛みしめる。