7月16日、エールのメール。(妊娠15週6日)

 本来なら、こんどの連休に宮古島へ行く予定だった。からだの調子はわるくないが、はじめての妊娠なので、だんなにも了解をもらってキャンセルすることに決めた。キャンセルは、それだけではなかった。8月には、利島でイルカと泳ぐつもりだった。9月には、石垣島でマンタに会うつもりだった。そのすべてをキャンセルすることにした。利島や石垣島には、今年はじめてお世話になる人もたくさんいて、お会いする前からご迷惑をかけてしまったことを、ほんとうに申しわけなく思う。しかし、ダイバーは、みんなやさしかった。

利島のFさんからのメール。
「こんにちは。利島のFです。ご妊娠、おめでとうございます!イルカもこの春に赤ちゃんが2頭生まれて、すっご~くかわいいですよ!どうか、おからだをだいじにしてくださいね~」
 石垣島のIさんからのメール。
「お世話になります、Iです。おめでたいことじゃあないですか!ぜ~んぜんだいじょうぶですよ~。数年後、もっとすごいポイントが見つかっているかもしれませんし~。逆にマンタがいなくなっちゃったらどうしよう!!」
 石垣島のKさんからのメール。
「会えないのはざんねんですが、うれしいお知らせ!おめでとうございます~♪お子さんが大きくなられたら、いっしょにあそびにいらしてくださいね。ずっとお待ちしていますよ」
 石垣島のNさんからのメール。
「こんにちは、Nです。ご連絡ありがとうございます。これから、いっぱいたのしみがふえますね!数年後にぜひ、元気なお子さんとあそびにきてください。かならず、連絡くださいね。待っています」

 もりもり、元気がわいてきた。みんなのメールに負けないくらい、明るく元気な赤ちゃんを産もう。大きくなったら、いっしょに海に行こう。ダイバーのみんなに、会いに行こう。いまから待ちどおしくなってきた。