7月2日、通勤の心得。(妊娠13週6日)

 いつもより30分早く家を出て、仕事場へ向かう。5時からワールドカップのベルギー対アメリカ戦を観ていたので、時間によゆうができたのだ。キックオフのタイミングにあわせて起きるようになってから、すっかり朝型の生活がつづいている。いい傾向だ。あしたとあさっては試合がないんだっけ。寝坊しなければいいのだが。遅刻と無縁の生活になるのはいいが、朝型をキープできるかどうか。できないだろうな。まずはいま、健康的な朝をたのしむことにしよう。
 30分早く出たからといっても、電車はやっぱり混んでいる。JRから地下鉄へ乗りかえるときに、注意ポイントが2か所ある。1つは、改札から改札へ移動するときの下り階段だ。ここは、みんなが急いでいる。歩く速度がちがうと、あやうくぶつかりかねない。もう1つは、地下鉄の改札からホームへ移動するときの下り階段。ここは、人が渋滞している。押し合いへし合いに巻きこまれると、たいへんだ。ゆとりをもって、慎重に歩こう。もちろん、駆けこみ乗車はしない。混んでいる電車は見送るくらいが、ちょうどいい。
 このごろ、マタニティマークをつけている女性をよく見かけるようになったと思う。気をつけて見ているからかもしれないが。たしかにマタニティマークを活用する機会がふえてきているように感じる。きっとこのマークがそれなりに効力を発揮しているのだろう。後輩の先輩も話していたが、おなかがめだたないときにこそ、マタニティマークをつけるといいそうだ。妊娠初期につわりがひどくても、見ためでは妊婦中だと気づいてもらえなかったり、気分がわるいので座らせてください、と、いえなかったりするからだ。わたしはそのタイミングをすぎてしまったけれど、これからも必要に応じて、マタニティマークのちからを借りたい。いつだって、自分のからだは自分じゃなければまもれない。
 マタニティマークは、母子手帳といっしょに配布されている。もしなくしてしまっても、首都圏の駅でもらうことができるらしい。改札にいる駅員さんに話すと、すぐ新しいものをくれるそうだ。世の中、やさしくなったなあ。