7月21日、マタニティショーツ。(妊娠16週4日)

 遅めのランチをたべたあと、おさんぽがてら、マタニティ用品をあつかっている専門店に立ち寄った。マタニティウェアや雑貨をはじめ、お産のための準備品や赤ちゃんのためのおむつ、粉ミルク、ベビー服、離乳食、お風呂まわりのグッズ、せっけんや洗剤、おもちゃ、ベビーカー、などなど。品ぞろえも充実していて、夫婦や家族連れの客でにぎわっている。これは、ラクチンだなあ。

 まずは、食品売り場でびっくり。妊婦に必要な栄養素をバランスよくとれるサプリメント、カルシウムや鉄分が入ったクッキーやウエハース、カフェインレスのコーヒーに、ノンアルコールカクテルなど、とにかく種類が多い。お菓子に目移りしそうになりながらも、サプリメントを選んだ。こんど来たときには、おやつも選んでみよう。カフェインレスのコーヒーといっしょに。

 そして、マタニティ用品の下着コーナーへ。マタニティショーツがほしい。このごろ、おなかがぐんと大きくなってきて、いつもはいているショーツをきつく感じるようになった。やさしくおなかを包んでくれるものを選びたい。売り場には、さまざまなショーツがならんでいる。が、なかなかピンとくるものが見つからない。いつも下着を選ぶときの感覚でいると、デザインがパッとしないように見えるからだ。もっと、おしゃれなものがいいなあ。いや、待てよ。マタニティショーツなんだから、機能性を重視しないと。買いものかごに、あっちの商品を入れたり、こっちの商品に入れかえたり、迷うこと30分。だんなも、ためらいなくショーツを手にとって、いっしょに吟味していた。けっきょく選んだのは、いちばんシンプルなデザイン。妊婦帯とショーツが一体化したデザインも、ためしてみることにした。パッケージには、ママとメーカーの共同開発商品、と書かれている。広告制作をしていても、こういう口説き文句にはよわい。先輩ママたちが認めたデザインだから、きっと、まちがいないにちがいない。おなかまわりが立体編みになっているレギンスも購入した。

 ついでに、ベビーカー売り場も見にいった。いろいろあるなあ。たくさんのブランドがあって値段もぴんきりだ。レカロのベビーカーはレーシングカーのシートをつくっているメーカーなんだよ、と、だんなが得意げに語る。こんなうんちく、いったいどこでおぼえてきたんだろう。ほかにも人気のベビーカーをいろいろ見ながら、ふたりで出した結論は、やっぱりレンタルしたほうがいいんじゃないの、だった。まだまだ、時間はある。ゆっくり考えることにしよう。