9月4日、同窓生のメッセージ。(妊娠23週0日)

 高校時代の同窓生から、SNSにメッセージがきた。会わなくなって何年が過ぎたのだろう。こんなふうにリアルタイムで話ができるようになったのが、うれしい。テクノロジーに感謝だ。彼女はユニークな個性の持ち主で、文章のひとつひとつに彼女らしさが散りばめられている。なんども読んでしまう。

メッセージがとどいた。
「おめでとう! おめでとう! おめでとう! おめでとう! すぐ先の未来さえわからない、と実感させられる、きょうこのごろ。人生40年余もやっていると、未来をよくする努力は思ってもみなかったかたちで報われることが意外とたびたびあるんだなあ、って実感させられるきょうこのごろ。その未来の一員がみっちゃんのおなかでどんどん育っているんだ、と知ると、わたしもすっごくワクワクするよ。素敵なお知らせをくれて、ほんとうにありがとう!」

返信した。
「メッセージありがとう! はじめて知ったときには、ただ、もう、びっくりするばかりで。神さまのいじわる、とさえ思ったよ。このタイミングを選んだのにはなにか意味があるのかもしれないね。ちびすけが伝えたがっていることはぜんぶ受けとめたいし、わたしたちが伝えるべきことはぜんぶ伝えてあげたい。いまの仕事をしているのも、そのための修行だったのかもね」

また、メッセージがとどいた。
「うん。いま? とか、いまになって? とか、はてなマークが飛びかったことは、独身のわたしでさえ想像にかたくないけれど、とにかく、いまだからこそなんだろうね。よりよい未来に近づける努力をする。わたしも就職してからいろんなことがあって。いまだにトラブル発生中なんだけど。発想を転換してみると、よりよいほうに転がせるもんだなあって。意外と、たびたび。ほんとうに、心身ともに十分なケアをしてね。そこはぜったいムリしないでね。なんといったって、おたがいにだけど、やっぱり年齢はあなどれないから!」

また、返信した。
「うん、ありがとう! いま、ふたつのことを学んでいるよ。ひとつは、時間は無限にあってどうつかうかは自分次第、ということ。もうひとつは、目の前にあるすべてがなにかのチャンスになるんだ、ということ。毎日すこしずつ学んでいるよ。できることがあれば、いつでもなんでも教えてね」

つぎに彼女と会って話ができるのは、いつだろう。とメッセージの返信を書きながら思った。でも、不安な気もちはまったくない。たとえ状況がかわったとしても、きのうのつづきのように話をしているにちがいない。