Diary

にんしん日記

44歳で妊娠、45歳で出産した神戸 海知代の妊娠・出産・子育てせきらら体験記。
妊娠を知った2014年6月6日からまる1年、1日も休まずつづった記録です。

1月1日、あけましておっぱい。(生後8日)

 あけましておめでとうございます。ひつじ年はじめの日記、だんなが記念代筆いたします。2015年、平成27年元旦。東京地方は晴天の朝をむかえました。午前3時に授乳をはじめて4時すぎに終わりました。その後ベッドで横になり、しばし睡眠。かみさんより先に目をさましたわたしは、ベランダで一富士をおがむことができました。時刻は7時前。3時間ほどたっぷり眠れました。さっきの授乳でいつもよりたっぷり母乳をのませたからでしょう。

 11時30分すぎに沐浴をし終えると、かみさんの乳から直接ではなく、搾乳したおっぱいをのませました。70ミリリットルくらいかな。12時すぎにそうすけを寝かしつけると、昼寝をしようよ、と、かみさんに提案しました。かみさんの足がぱんぱんにむくんでいるのでマッサージをして、クッションで足を高くしてひと眠りしました。目がさめるとちょうど15時すぎ。また3時間寝ることができました。足のむくみもすこしだけ改善されたようです。

 生後1か月の赤ちゃんがのむ母乳の1回あたりの適量は、体重に0.15をかけて8で割った数字が目安になります。そうすけの体重は約2600グラムだから、ふさわしい母乳の量は48ミリリットル。50ミリリットルくらいが目安になります。おっぱいをしっかりのんだ赤ちゃんは、ぐっすり眠るそうです。また、母乳ではなく粉ミルクにした場合は消化に時間がかかるので、寝る時間も長くなるといわれています。いっぽうで、授乳の間隔があきすぎると胸が張ったり、しこりができたり、母乳の品質にまで影響をあたえてしまうそうです。母乳育児って、なかなかバランスがむずかしいものなんですね。

 そこで、母乳の品質のためにも、かみさんの負担削減のためにも、みんなのの睡眠時間確保のためにも、電動搾乳機をつかってみることにしました。手動搾乳機よりもストレスをかるくできるならうれしいですよね。大みそかの夜にネットで注文したところ、なんときょう元旦の夕方にとどきました。さっそくためしてみます。たしかに電動なのでラクラク搾乳できる。でも、手動よりも搾乳に時間がかかるようです。つかい方になれたらもうすこしうまくできるのかな。とにかく、ラクなところがいいですね。乳首が痛くならなければ、電動のほうがだんぜん便利です。しばらくつづけてみようと話しています。

 育児とは、子どもを健康に育てつづけることと、親の体調をケアしつづけることを両立させることなのだ、とつくづく実感した元旦でありました。